秋の薄曇りの朝 しとしとと、ぱらつく雨が肌を優しく冷やし、 ただ辺りに聞こえてくるのは、虫達が相談事をする声と、遠くにいるらしい鳥の呼び声 電車が通った コトコトと響く音が、霧のかかった山々に染み渡って行った
道の あの道の 向こうから 赤い橋の あの山の たもとから 聞こえて来たよ 秋の口笛 僕もまた 歩いて吹こう 秋の口笛