小さな種が地面に落ちると、其処から美しい芽が顔を出す
お母さんそっくりの可愛い赤ちゃんが目の前を通り過ぎる
ここはなんて不思議な世界なんだろう
木の梢の鳥のさえずり
澄んだ川面に見え隠れしている生き物
陽の光と風と雨が全てを守り育てる
森は、木々と動物や虫達みんなのもの
海は、珊瑚や魚達みんなのもの
この奇跡の様な世界の中に
人間達もほんの少し腰掛けさせてもらっている
お日様の光ときれいな空気と水で、やっと生きていける
「有難う」と言って、
なるべく汚さない様に
なるべく迷惑を掛けない様に
知恵を絞って、
「有難う」と言って、
他の生き物達と同じに
この星の一員として、
麗しい一瞬の時を刻んで
生まれ、去って往く幸せ者で有りたい